売却価格はいくらぐらいにすればいい?決め方ってあるの?

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2025年09月01日

売却価格はいくらぐらいにすればいい?決め方ってあるの?

売却価格の決め方って?

不動産の売却価格で一番難しいのは、「これが正解!」という基準がないことです。
多くの場合は相場をベースにして決まります。

築年数や建物の状態、周辺の環境、さらにはその時の景気など、
いろいろな要素が組み合わさって価格が成り立つんです。

「自分が買ったときの価格」が基準になるわけではありません。
相場より安くすると損をしてしまうかもしれませんし、
逆に高すぎると「売りたいのに売れない」という状況になってしまうことも。 

最終的には、買いたい人と売りたい人のバランスで相場が決まっていきます。

公示価格・相場を調べましょう

不動産の売却価格を考えるときに、
国が発表している**公的な土地価格(公示価格や固定資産税評価額など)**も、ひとつの目安になります。

ただし、実際の売却価格はそれだけで決まることはほとんどありません。
なぜなら、公的な価格には建物の外観や内装の修繕歴、日当たりといった、実際の価値に大きく影響するポイントが含まれていないからです。
例えば、小さなお子様がいらっしゃる場合は、近くに幼稚園や小学校があるかどうかや大きな公園、毎日の買い物がしやすい立地かどうかが「その人にとっての価値」を左右することもありますよね。

一般的に、駅に近くて大型施設がたくさんある地域の住宅は、価格が高くなる傾向があります。
でも実際には、「静かな暮らし」を大事にする方と、「生活の便利さ」を優先する方とで、評価がまったく変わってしまうこともよくあるんです。

つまり、「高い=良い物件」というわけではなく、自分のライフスタイルに合っているかどうかが大切なんですね。
また、近隣の売却事例も大きな参考材料になります。
不動産情報サービス(スーモ等)で手軽に調べられますが、中古戸建の場合は築年数や設備のグレード、ガレージの有無、リフォーム歴などによって価格が大きく変わります。

必ずしも「新築時の価格=現在の住宅価格」とはならず、思ったような売却価格にならないこともあります。
だからこそ、複数の情報を組み合わせて相場を見極めることが大切なんです。

不動産会社に査定を依頼してみましょう

おおよその相場や公示価格が分かったら、いよいよ不動産会社に売却を依頼するステップです。
そのとき、不動産会社では大きく分けて2種類の査定方法で価格を出すことができます。
① 簡易査定(机上査定)

ネットやお電話で不動産の情報を伺い、過去の取引データなどをもとにおおよその査定金額を算出する方法です。

「まずはだいたいの金額を知りたい」という方にぴったりです。

※簡易査定はあくまで「目安の金額」とお考えください。
より正確な査定を知りたい場合は、実際にお家を見せていただくのが一番です。
② 実査定(訪問査定)

担当者が実際に現地へ伺い、建物の状態や設備、周辺環境などを細かくチェックしたうえで、
より正確な売却価格を算出する方法です。

「本格的に売却を考えている」という方におすすめです。

※より正確な価格を出すためには、お家の中を見せていただくのが一番ですが、「絶対に必要!」というわけではありません。
無理のない範囲で大丈夫ですので、お気軽にご相談くださいね。

売却依頼をする会社と担当者、そして査定額の“適正さ”が大事!

実査定をしても、不動産会社によって査定額がバラつくことはよくあります。
不動産には定価がないので、「高い金額」を出そうと思えばいくらでも出せてしまうんです。

でも、高い査定額を出したからといって、その価格で本当に売れるとは限りません。
結果的に売れ残ってしまい、時間が経つうちに相場より安く売却することになった…というケースもあります。

だからこそ大事なのは、依頼する会社や担当者が信頼できるかどうか
そして算出された査定額が“実際に売れる価格”なのかどうかなんです。